定期巡回・訪問看護

ごあいさつ

私が看護師を目指したのは、看護師である母の影響でした。体調が悪い時に知識がある人がすぐそばにいてくれる心強さ、 健康面に不安がある時にいつでも相談できる安心感、 幼い頃から看護師という職業がとても身近で、憧れでした。

看護大学卒業後は、横浜市内にある総合病院の急性期病棟で約4年勤務。 総合診療内科と消化器内科・外科、眼科の混合病棟で様々な疾患の看護に携わり、バタバタと毎日が過ぎていく中で、 『家に帰りたい』と希望するのに、病状の不安定さや、マンパワー不足を理由に退院調整が進まず院内で亡くなる方を何人もみてきました。

このままでよいのか、原体験や学生時代を振り返り、自身の看護観を見つめ直したとき ”患者さん”ではなく、1人の人間である”その人”らしい生活を支える訪問看護師こそ 目指したい看護師像であると確信し、訪問看護の世界に飛び込むことを決意。 横浜市瀬谷区で育ち、よく大和駅を利用していた私にとって慣れ親しんだ地域である大和市を働く場所として選びました。

そこから３年。いつも感じていることは、案ずるよりも産むが易しということです。 病院で、この状態で退院はまだ難しいね、と話していたような患者さんでも 訪問診療や訪問看護・介護、福祉用具など在宅チームの力を借りてしまえば意外とお家での療養が出来るし ”おうちパワー”で予想外に元気になる人だっていました。

何度訪問しても要介護度に応じた定額である定期巡回は、訪問看護との一体型事業所であるみかんだからこそ 病院と同等のケアをお家でも展開することができます。 今まで医療ケアが多いからお家に帰るのは難しいと諦められていた人も、 老々介護が大変だから、と本当はお家にいたいのに施設に行かないといけなかった人も ”お家で過ごしたい”という思いがあれば、あとはみかんに任せたら大丈夫！そんな風に地域の方に頼っていただける事業所にしていきたいと思います。

やまとみかん
管理者／看護師
川野邊はるか（かわのべ　はるか）